アーユーボーワンの話

アーユーボーワンと呼ばれている友人がいる。
いつも電話をかけてくるときには最初にアーユーボーワン(命が長く続きますように)」というかららしい。
私も直接は話したことはないけど、そんな彼はいつも仕事が暇になると友達に電話をして笑い話をする。
もちろん日本では笑い話にならないかもしれないけど、スリランカだからこそ笑える話だと思う。
今回は又聞きしたそんな彼のお話。
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オレの会社ガラス張りだから外がよく見えるんだ。
今日、仕事をしていたんだけど、ふと外を見たらバイクの後ろにジャガイモをたくさん乗せて走ってきたおじさんが後ろから追い越そうとした車と接触したんだ。[[EE:AE4AE]][[EE:AE5B0]][[EE:AE4B1]][[EE:AE4F4]]
車は気づかないのかそのまま走っていってしまった[[EE:AE4B1]][[EE:AE4F4]]けど、バイクのおじさんはそこでバランスを崩して倒れてしまって、その拍子にジャガイモの包みがほどけて道路にころころとたくさんのジャガイモが転がってしまった。
幸いおじさんもちょっと接触しただけだったらしくてすぐに起き上がってジャガイモをいくつか拾い始めたんだ。
でもその走っていってしまったと思った車もぶつかったことに気づいていたんだろうね。数百メートル先で止まっておそるおそる運転手が車から降りてきたんだ。
それを見たおじさん、どうしたと思う?
さっき拾ったジャガイモをもう一度道に転がして道路に倒れこんだんだよ。
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保険という制度が日本ほどしっかりしていないスリランカでは事故が起こったらそこでしっかり話をしておかなくてはいけない。
しておけるチャンスがあればしっかりと自分の要求も伝えておかなくてはいけない。
痛いところがあれば、怪我をしたところがあれば、壊れたものがあれば・・・。
今回の車も走り去ってしまったらおじさんは文句を言うことも言えないし怪我がなかっただけもうけものだけど、車が止まったのなら訴える先があるわけだから最大限痛いことを伝えなくてはいけない。
だからこそ再度倒れこんだおじさんが健気だ。。。笑
本当かウソか、微妙なお話。
彼の話はシリーズになるのか?
また笑い話を聞いたらブログに書きます。
アーユーボーワン。

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