出会いの場

ゴールの結婚式に行った帰り、今日は一気にキャラニヤまで帰らないといけないけど、でも一直線に帰るのも・・・なんか寂しい。どっか寄って行こうかな?
ということでカルタラのお寺へ行ってみた。
ここに来るのは2度目だけど、ダーガバ(仏塔)の中に入れるのがおもしろくてまた来てみたいと思っていた。
今日はとても天気が良くてダーガバもとってもきれいに見える。

今日のダーガバ
青い空に映えてとてもきれいです。


仏塔の中はこんなんです。

中に入って座っていたら近くにいたカップルのところへお寺のおじさんがやってきた。
「参拝しないで話をしてるだけなら出て行きなさい。[[pict:anger]]」
この様子を見てふとスリランカの文化について思い出した。
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スリランカの昔からの文化の中で出会いの場は2か所1つはお寺もう1つは水浴び場と言われる。
スリランカの人達というのはみんなで群れることが好きな人達で、一人でいることは好きじゃない。
でもその反対にちょっと変わったことをするとトラブルにもなりやすい。
そんなスリランカの社会の中でもどこかで異性と出会い、結婚をしていかなくてはいけないとなると住んでいる村の人との出会いを求めることが一番手軽になる。
でも一人で好きな異性と話しをするなんてみんなが見ている中でできない。
でもそれが公然とできるのがお寺へ参拝に行ってすれ違うとき。
そして毎日みんなが集まる水浴び場でどんな異性がいるのかも探すことができる。
例えば水浴び場には女性、男性みんなが集まってくるけど、そこが泳げる川であれば男の子達は向こう岸まで誰が一番早く泳げるかと競争したり取っ組み合ってみたりする。
女の子達はそれに加わることはなく、遠くで自分達も水浴びをしながらちらり、ちらりと見ているわけだけど、誰が一番早く泳げるのか、一番力があるのかをチェックしているらしい。
もちろん男の子達も競争しながら女の子達を密かに見ているというわけ。
そしてポーヤディ(満月の日)なんかにお寺に行って出会ったときに他愛のない話をして別れる。
それを繰り返して徐々に恋愛に発展していくのかいかないのか。。。
日本よりもすごく控えめな始まりだけど、スリランカの昔の出会いの文化として先日そんなことも授業で教えてもらったところ。
ただこれは昔の話かというと、今でも田舎のほうに行けばそんな出会いもまだなきにしもあらず。
スリランカ、今も昔も変わっていないところが[[pict:kirakira2]]すごい[[pict:kirakira2]]です。
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今回カルタラで注意されたカップルはカップルになったうえでお寺だったら話ができるとお参りを口実に話をしに来ていたから注意されたらしい。
そういう会い方は現代のスリランカの若者のやり方。
でもカップルになる前の出会いの場が結婚できないお坊さんのいるお寺っていうのがなんとなくおもしろい。
ふとそう思った。

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