歴史の授業

ストライキでずっとお休みになっていた歴史のマスターコースが先週辺りからまた再開された。
大学の卒業・学期末が9月から12月ごろへずれると同時に大学院に当たるマスターコースの修了時期もずれるという。
試験の時期が気になる中、今日の授業は私も大好きなC先生の授業[[pict:symbol4]]
本当は今日はスリランカの歴史ではなくインドの話だったんだけど、先生はセルリピ(石碑に書かれた古い文字)を中心に授業をしてる。
今日はサンスクリット語で残されている大臣・王の話。
これがとてもおもしろいもので日本でこういう話って私は聞いたことがないんだけど、大臣を選ぶときの王の心得、どんな大臣がいい大臣なのか、会議において王はどうしなくてはいけないのかそういったことが残されているという。
今日やった授業の中で私がおもしろいと思ったのは
・牛車は車輪1つでは進めない。それと同じように王も一人では決断できず、大臣と協力して国を動かしていかなくてはいけない。
・王は会議において腹を立ててはいけない
・保身の思いで地位を守るもの、王を怖がるものは王に言いたいことを言うことができないため大臣としていてはいけない。
・王は大臣が会議で決めたことには怒ってはいけない。
・一人の人間が知ることのできる知識は限られているため、王はそのことについてよく知っている人を大臣として選ばなくてはいけない。
・1つの仕事は簡単でも1人で行うと大変であるからこそ、みんなで分け合って仕事をしなくてはいけない。
・王は大臣が会議で決めたことを何度も大臣に聞いて、書き留めておかなくてはいけない。

そんな内容の事柄、約20項目
日本は思想について中国の書物を参考にしたりってよくするけど、
スリランカは近くのインドの思想を参考にしたり、またはその逆だったりするのかも。
そしてこの内容も今の世の中でもちゃんと通用する話だと思う。
サンスクリット語はまだぜんぜんわからないけど、こういった考え方、文章がずっと昔のインドにも残っていることがすごいな〜と感心した。[[pict:kirakira]][[pict:piyo]]

話とは関係ないですが・・・
マスターコースの生徒達と。


こっちは休憩時間に食堂にて。

みんな学生みたいに見えますが、普段は学校の先生だったりする子もいます。

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