スリランカという泉

シンハラ語の授業をする中で、先生たちの使う教材は自分で用意して持っていくのが今の現状。
自分にできそうな本を本屋さんで探して先生の所へ持っていって
「これ、できますか?」
と聞いてみる。
できそうならやってみるし、難しすぎれば先生もそう言ってくれる。
で、スリランカの歴史について、スリランカのことについてもいろいろと知りたい私が選ぶのは結局現代の小説ではなくスリランカのことについての本。
今使っているのはスリランカに実際にある湖についての伝承話の短編集と、スリランカでの伝承話の短編集。
これはスリランカでもきちんとしたお話として残っていたものではなくて、口伝えで残っていた話を本にしたもの。
笑い話もあれば、王様の話もある。
きちんとした歴史というわけではないけど、これもまたスリランカの長い歴史の中でできてきた話。
いろいろなところで昔のスリランカの様子を知ることもできるし、湖の話は特にどこの湖のことなのかを地図を見て照らし合わせてみていくことができて楽しい。
次にその辺りに行くときには話を思い出しながら見てくることもできるしね♪
日本にはスリランカについての本はとても少ないけど、スリランカに来ればちゃんと地方の話やら伝承やらがたくさんある。
それを読むことができて解説をしてくれる先生もいて・・・
いつかこういう話も翻訳とかできたらすごいけど・・・買う人いないでしょうね。[[pict:bomb2]]
でも日本にいたときにスリランカの情勢ではなく、伝承や子供の昔話、歴史、そういった本が読めれば!と思った自分の願い[[pict:piyo]][[pict:symbol3]]がかなったことがうれしい。[[pict:futaba]]
日本語ではない本を読むことになろうとはあのときにも思っても見なかったけど。[[pict:piyo]][[pict:ase2]]
スリランカに来る前、外の国に行ってみるまで(私の場合、ほぼスリランカのみですが)日本には調べようと思えばなんだってある!、どうにかできる!!と思っていたけど、それはスリランカからすればまるで点のような大きさの知識だったと今では思う。
ここにはもっともっとウソもホントも含めてスリランカの莫大な情報がある。
日本には日本の情報があふれているように。
毎日毎日思うのも変な話だけど、それでも毎日この空間にいられてみんなに話を聞けることがうれしい[[pict:symbol7]]し、幸せ[[pict:clover]]だと思う。
あとからあとから湧き出てくるスリランカの泉を泳いでいるみたい。
いつまでもこの幸せな気持ちを忘れないでいたいと思う。

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