スリランカ、国立病院が無料の現実

今日は久しぶりに
なんか元気が残っていたので
夕飯がんばりました。
田舎のお姉さんのレシピを
ホラカンカラー(盗んだ)笑
鶏のカリー(スリランカカリー風)


この時期、町の行きつけの
小さなスーパーで売り出される
ガスラブ(パパイヤ)で作ったカレー

元気があったとはいえ
ライスと一緒に食べる気にはならなかったので
パンにつけて食べました。
大目に作ったので
明日はヌードルスでも作って
ライス&カリーならぬ
ヌードルス&カリーにしたいと思います。
(かたくなにライスとは食べない事実。笑)
ところで、インターネットでこんな記事を見かけました。
[[pict:right]]『病児の付き添いで病院に24時間缶詰め 
それって人間的ですか』

これ!!!おお!!
って思ったんですけど、
テレビなんかでスリランカが紹介される時
「スリランカは学校、病院が無料」
って紹介されることが多くて
それを聞いた人たちは
「学校と病院が無料ってすごいじゃん!!」
そう思っているわけですが。
でも現実はどうかというと
病院についてはこの記事よりも
もっと過酷になってるという話。
スリランカの国立病院は確かに無料で
無料だからこそお金を払う場所さえもないです。
そういうところを見るとすごい!
と思うんですが
私が入院した時の体験で書くと、
入院院患者には必ず
24時間付添人がついていなくてはいけません。
(子供に限らずすべての入院患者に必要)
日本で大部屋というと
4人とか8人程度が入る部屋だと思いますが
スリランカの場合、40人くらいが1つの部屋に入っていて
ベッドとベッドを仕切っているカーテンも1.5人に1つずつくらい。
だから普段はカーテンは開けたまま。
着替えなどをする時にだけ
周りの人と共有してカーテンを使う程度。
患者、付添人の食事ももちろんないので
付添人が購入してくるか
家族が家から持ってくる。
付添人は24時間患者のそばにいなくてはいけないけれど
あるのは最悪背もたれのない丸椅子。
運が良ければ背もたれのある椅子が使える。
病院に入院している際の治療、基本的な薬などは
無料で渡されるものの、
血液検査などについては
採血だけを看護婦さんがやってくれるので
その血液を持って病院の近くにある
ラボへ行ってお金を払って
血液検査をしてもらう。
そして患者、付添人共に病室から外に出ることは禁止。
患者は入院生活が嫌になって
勝手に家に帰ってしまわないように。
付添人は患者を24時間見ているのが辛くなって
患者を置いて逃げてしまわないように。
そのために看護婦さんは患者の面倒を見るだけではなく
病室の人たちが勝手に外に出ないか
常に目を光らせていて
付添人がちょっと席を外したり
患者が部屋の外に出てしまうと
部屋から出ないようにと注意されます。
それがスリランカの病院が無料である
ということの現実。
これってもっと何か良くできないの??
設備を良くできないの??
って思ってしまうところですが、
それはできないのではなく、
しないというのが実際のところ。
日本でも
「ベッドが空いていないんです。」
っていう話は聞きますが
当然スリランカも同じ状況。
ベッドがなければ症状の軽い入院患者は
昼間はイスに座って我慢して
夜は床に寝るなどするしかなくなります。
だからこそ今ベッドに寝ている患者には
病院に居座られたり入退院を繰り返されては困る。
できるだけ早く良くなって
退院していってもらわなくてはいけない。
これで設備や居心地を良くしてしまったら
それこそ家にいるよりも病院にいる方がいい!
そんな風に思ってしまうので
それよりも早く家に帰って自宅でゆっくりしたい!
そう思うように不便にしているそうです。
私も1週間ほどデング熱で入院したことがありましたが
本当にあの時には周りの人にも
迷惑をかけたな〜って思います。
私の場合は日本人の身寄りは当然いない状態でしたが
日本の身寄りがいたとしても
到底耐えられなかったと思います。
え〜!そんな状況だったら
スリランカに滞在していて、
もし入院することになったら
どうしたらいいの??
って思うかもしれませんが
そういう人たちのために
無料ではない私立の病院があるんです。
そちらは私の日本人の知り合いも
一時入院していたことがありましたが
付添は必要なかったですし
食事も出されていて
病室も日本とそれほど変わらなかった気がします。
じゃあ、何かあったらお金がかかってもいいから
私たちは私立の病院に行けばいいってことだね♪
ってことになるわけですが
私もデング熱にかかった時、
できれば国立の病院ではなく、
私立の病院に入院したいと伝えたところ
デング熱に関しては国立病院に入った方がいいと
強く進められました。
(この時には大学にいたので
大学常駐のドクターに説得されました。)
その理由としては
デング熱というのはスリランカ政府も
とても気を使っている病気で
その治療に関しては国立の方が専門であること。
国からの資金で無料で運営されているため
薬が新しいこと。(期限が切れていない)
私立の病院はあくまで商売としてやっているので
これまでにもデングに限らず
賞味期限内に捌ききれなかった薬を
破棄せずそのまま患者に飲ませているというトラブルが
過去何度か発生しているということでした。
そして、何よりも私立の病院で
外国人患者に万が一何かあった場合、
日本国対スリランカの病院での話し合いをすることになり
病院側としてはとても面倒なことになるため
私立病院はできれば外国人患者の受け入れはしたくない。
そういう事情があって私の場合は結果的に
国対国で対応ができる国立病院に入院しました。
とはいえ1人でスリランカに滞在していて
国立病院に入院することになったら
24時間付添ってくれる人もいないよ!?
って思ってしまいますが
スリランカの人たちでも大変な24時間付添いですし
そういう時のために病院の近くには
付添人の斡旋所があって
そこに行くと付添人を紹介してくれるそうです。
私が入院していた時にも
やっぱり何人か雇われた
付添人がついている患者さんがいました。
一番印象的だったのは
その患者さんが亡くなった時、
雇われ付添人さんが患者さんのご家族に電話をして
「今、亡くなりました。」
と言っているのが聞こえた時。
私と同じ部屋にいた人が亡くなった
という衝撃もありましたが
患者さんが亡くなった時、
それを看取ったのが家族ではなく
縁もゆかりもない雇われ付添人であったという事実。
でも、それでも仕方がないと思うほど
そのご家族も看病に疲れていたのかもしれないですよね。
日本ならそれでも患者さんの食事は用意されているし
お風呂もあるしトイレもきれい。
それからするとスリランカは国立病院での治療は無料でも
その代わりにもっと過酷で大変な
人間的ではない入院生活が用意されている。
[[pict:right]]『病児の付き添いで病院に24時間缶詰め 
それって人間的ですか』

この記事を読みながらそんなことを考えちゃいました。

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