日本とスリランカの温度差

スリランカの首相、ラニル ウィックラマシンハ氏の訪日も今日で終わり。
首相が日本に行ってから、スリランカの毎日のトップニュースは必ず首相の訪日のことが取り上げられてました。
そんな中、Nちゃんから質問が。
「日本の人たちはスリランカの首相のことどう思ってくれたのかな?」
Nちゃんはただ軽い気持ちで日本の人たちにどのくらいスリランカの首相を知ってもらえたのか?という意味で質問してくれたんですけどね。
でも・・・私はスリランカと日本のニュースを見る日々の中でちょっと気になることがありまして。
スリランカではもちろんトップニュースで新聞も一面記事に写真が載ってるような毎日の中で、日本のインターネットのニュースでトップに出てきたのを見たことがなかったんですよね。
いつもニュースのページへ行って「スリランカ」で検索して出てくる感じだったんですよ。
で、Nちゃんにも
「どう思うかどうかの前に、ニュースでそれほどトップに取り上げられていないみたいだし、私の知り合いもほとんど知らなかったみたいなんだよね。なんか、私もその辺すごく寂しいんだけど。」
と伝えてみたところ、すごくびっくりしていたんですが、でも毎回本当に聡明でいい子だな〜!って感心する返事がきました。
—————–
スリランカでは毎日大きなニュースになってるし、日本ではもっと大きなニュースでスリランカと日本、お互いの国民の気持ちも近くなったのかと思った!でもそうだよね。日本は大きな国だし、スリランカみたいな小さな国よりももっと大きな他の仲良くしている国のことを取り上げたいのかも。
スリランカではどんな小さな、スリランカよりももっと小さな聞いたことがないような国からの訪問者でも空港からコロンボまでその国の国旗を掲揚して、歓迎の看板も作って道路を封鎖して、トップニュースになって国民はテレビを見てれば誰もが知ることになる。
スリランカではそれが普通だけどもっと大きな国ではもっと簡易的に済ませて国民の目にもとまらないのかも。
私たちはスリランカの目線で見てるから、こんなに大きなニュースになってるなら日本ではもっとすごいことになってるのかと思っていたけど、Keikoに聞いたことで逆にそうではないと知ることができた!
新しい物事の見方を知ることができたって意味ですごく面白い!!
でも・・・面白いんだけどその反面日本では大きな話にもされてないって、世界の中でも自分の生まれた国の小ささが分かったと言うのか・・・ちょっと恥ずかしいって気もするかも。
—————–
Nちゃんはがっかりした様子ではなくて笑ってこの話をしてくれたんだけど、スリランカと日本のニュースを見比べる日々の中で本当に温度差があるな〜ってことを感じていたんですよね。
小さな町のお店に行っても
「ウチの偉いサン、日本に行ってるよ!よろしくね!」
って声をかけてくれる人多かったです。
でも昨年安倍首相がスリランカ訪問をしたときにも1泊2日の弾丸訪問だったにもかかわらず
「日本から来てるよね!」
って声をかけられました。
逆に考えると日本で今回
「今、スリランカの首相、日本に来てるんだよね!」
ってスリランカの人に声をかけた日本人ってどのくらいいたんだろう?
安倍首相がスリランカへ来た時に
「首相がスリランカ行ってるから。よろしく!」
って話が出てたんだろうか?
考え始めたらきりがないし、比べる話でもないんだけど、でもだからこそこの温度差を近づけるためにはスリランカの日々の情報をもっと発信するようにしないといけないんだろうな。
と思ったのでした。
[[pict:pencil]]ちなみに、
FaceBookTwitterにて日本とスリランカの話題、スリランカの気になるニュースをシェアしているので、気になる方は見てみてください。
多くはシンハラ語のニュースで、すべて翻訳できないですが、時間のあるときには題名もしくは内容も多少要約して書いて紹介していたりしてます。
*FaceBook、Twitterで友達申請やフォローをいただく時には一緒に一言いただけるとこちらからも承認、フォローがしやすいので嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました