ヤーパフワ

ミヒンタレーを往復してコロンボに戻ってくる途中、まだ時間あるしヤーパフワでも寄ってみる??
と何を血迷ったのかヤーパフワへ行ってきちゃいました。
前回行った時にはポソンポーヤで大混雑。
人でいっぱいのヤーパフワだったんですが、今回は誰もいないすごく静かなヤーパフワ。

階段も独り占め・・・もとい2人占めで写真が撮れちゃいました。

このヤーパフワってどんな遺跡かというと、スリランカでもアヌラーダプラ、その次はポロンナルワに王朝があったのは有名だけど、その後ダンバデニヤ、そしてその次に王都が移された場所がヤーパフワなんですよね。
ということで、このヤーパフワに残っているのはこれ。
スリランカでも日本の三種の神器と一緒で仏歯を持っているのは王である証。だから当然アヌラーダプラにあった仏歯は都を移る時には王様と一緒に移動します。
今はキャンディの仏歯寺にある仏歯だけど、ヤーパフワ時代、仏歯が安置されていたのがココ。

そしてここに仏歯を安置するために作られたのがさっき2人占めで写真を撮った急な階段。



仏歯を守るために幅と高さを同じにして作ってあるんだそうです。
もう建物は残っていないけど、その仏歯を安置していた場所の脇から更に岩山の上へ昇ると・・・着いた〜!!

というわけで頂上に到着。
前回来た時には本当に人だらけだったのに、この時は私たちの他は本当に誰もいませんでした。
ここからの景色で私が好きなのは、頂上から見下ろす田んぼに水牛がいるのが見えるところ。
こういう田園と水牛を見ると昔の王様もこういう風景をここから見ていたんだろうな〜。
ってつくづく思います。

王様のクラヤ(職能=カースト)も稲作農民(ゴウィ クラヤ)であるスリランカ。
王様は国民の数を増やし、南インドなどからの侵略にも備えなくてはいけなかったため、その食料となる稲作の整備は最重要事項。
だから人々がたくさん住んでいる町よりも、こういう風景の方が重要ということですよね。
もしかして、田園風景を見るとホッとするのは「食糧がある」って本能的に私たちは思うから・・・なんですかね?w
そう考えれば今いるコロンボでも、日本でも都市部ではなんかどこか落ち着かないのに、田舎の家なんかに行くと時間を忘れてぼ〜〜〜っとしちゃうのは無意識のうちに食糧に埋もれてる気分になってるからなのかな??
なんて思ったり。
この遺跡はバスではなかなか来づらいところにある上に登るのはちょっとしたハイキング。
でも景色はきれいなのでぜひ!近くを通りかかった時には寄ってみてください♪

セミもジージー鳴いてました。
この木の多い中でセミを見つけられたのは久しぶりw

おまけ:ヤーパフワの入り口に倒れちゃった木が。
せっかくだし家の薪用に持って帰りま〜す!(ウソ)

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