国会議事堂でティータイム

おいしくできたポテトを食べながら見ていたのはもちろん速報ニュース。
安倍首相も到着されたようです。
今は国会も開かれていない時期だけど議事堂で大統領と面会してました。
その中でスリランカらしいな〜と思ったのは途中ティータイムで紅茶を出していたところ。

この報道陣の中紅茶を出し、軽い食べ物を出し・・・
この写真では映ってないですが来賓の前を紅茶と食べ物を持った人が行ったり来たり。
日本だったらそういうのはカメラに映らない時間にしたら?
と思うかもしれないけど、スリランカでは絶対に抜けないこのティータイム。
むしろこういうのをテレビで見せているのが本当にスリランカらしい!と思っちゃいました。
スリランカで行われる日本のイベントではティータイムの意味がわからなくて
「これ、やらなきゃいけないの?」
という日本人側からのコメントが必ずと言っていいほど出るティータイム。
でもその言葉ってスリランカの文化への理解度を表わしてる気がします。
スリランカでは何か式典などをした時にはティータイムがあるのが当然であり、その出されたものの内容によっては後々まで後ろ指を刺されかねない大事な時間。
だからこそこういうティータイムを見せて
「しっかりと歓迎しましたよ。」
という事を視覚的に見せているわけですね。
これはスリランカの人たちにとっては言葉で言うよりもはるかに理解しやすい映像。
どんな小さな村でも、お金がない大学の生徒が集まってやるイベントなんかでも必ず当然のように行われるティータイム。
いつも大変だな〜と思って見ていたのは大学のシンハラ語学科の先生がその年に自分の学科から卒業するスペシャル(4年制)の学生全員に出すティータイムとお昼ごはん。
おそらく全部で70〜100食分を先生たちが用意して生徒に出すわけだけど、先生たちも年1回必ず来るそのイベントに頭を悩ませてる。
でも絶対に止めようとしないのはそれが生徒たちに対するお祝いであり、生徒たちにとっては卒業式のようなもの。
逆に生徒へのお茶とご飯が用意できないなら卒業式自体無くすことにしなくちゃいけないほどにティータイムは大事って言ったらわかりやすいのかな〜?
大学だけでなく、ティータイムのない式典やイベントをするならむしろやらない方がいいとも言われる。
そういったスリランカの風習の中でも絶対に外せないティータイム。
フライドポテトを食べながらスリランカらしさをすごくすごく!感じた一場面でした。
その後安倍首相、大統領共にスピーチがあったんですが・・・

こういうの見てるとすごく不思議な気がしますね。
日本のテレビを見てるみたいだけど話をしているのは日本語じゃないし、周りにあるテレビ局のマークもスリランカのテレビ局のもの。
大好きなスリランカと生まれ故郷の日本。
これがここから20kmも離れていない場所の映像。
何となくうれし恥ずかし、不思議な気分(?)だったのでした。

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