ピナー

今日、友人と会ったところなんかちょっと上の空みたい??

どうしたの?と聞いてみたところ、
「なんか、ちょっと自分でも信じられないと思って。」
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朝、会社へ行こうとバイクに乗って走っていたところ、後ろから来た国営のバスに追突されたという。
走っている途中に追突されて15メートルほど一気に前に押し出されたものの、何がどうなったのか倒れずにバランスを取って事故になるのが避けられた。
ホッとすると同時にバスの運転手にイラッとしていたらその後もう一度後ろから同じように追突され、2度目はさすがにバランスを崩したものの道路の真ん中から脇に滑るような形でそれでも転ばずに停まった。
結果彼は無傷だった。
(もちろんだから私も今日彼と会って話をしてるんだけど。)
それを見て近くにいた人たちが
「奇跡だ!どうやってバランスを取って危機を回避したんだ!?」
とびっくりしたと同時にバスの運転手をコテンパになじった。
運転手はそんな危ない事をしたのにさっさと行こうとするから
自分も運転手に怒ってバスの番号などを控えてきたけど、
あれはどうやって自分が危険を回避したのかと考えると今でも夢のようでね。。。

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ちょっぴり放心状態に近い彼。
よく聞いてみるとバスは走っている途中に追突していた上に最初の追突は気付いていなかったみたい。
だからその時にそこで転んでいればバスは転んだ彼の上に確実に乗り上げて今頃命はなかったはず。
それが今無傷でこうしている。

「しかも今日は給料日[[pict:money]]なんだ。
給料日だって喜んでいられる自分がここにいることが今朝のことを考えると夢みたいで
あの時何かが一歩間違っていたら今給料が〜なんて言っていられる状態でも、たぶん二度と受け取ることさえできなくなっていただろうに、
人生って不思議だ。ってしみじみ思ってさ。」

そういう彼。
はい、こういう時に
「モカッカリ ピナック ティブナ アェティ(何か 幸運が あったの だろう)」
と言われます。
ピナーというのは幸運
ワーサナーワとも言います。
この話を聞いて私も彼には何かピナーがあったと思った。
心配させるといけないからと彼は奥さんにもまだこのことは話していなくて、家に帰ってから直接ゆっくり話すと言っていたけど、きっと奥さんも彼のピナーに絶対感謝すると思うよ。
私たちの人生って本当に小さな幸運が続いて毎日の生活になるんだなと思った。
ちなみにスリランカにいるとなんか日本にいる時よりもそういうことをよく感じます。
なんででしょうね?

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