スリランカを好きな理由

今日、バス[[pict:bus]][[pict:symbol5]]に乗ったら近くにお母さんと4〜5歳くらいの息子の親子がいた。
最初は息子だけが椅子に座っていて、近くにお母さんが立っていたんだけどそのお母さん、乗客が少なくなった時に一番後ろの席に子供一人が座れる程度の小さなスペースがあることに気がついた。
そこで息子にその一番後ろの小さなスペースに座るように話し、自分が今まで息子の座っていた席に座った。
後ろの席に行った息子、小さなスペースにちょこんと座ったところ隣の男の人がバスの揺れでその子がふらふらするのを手を伸ばして支えてあげると、その子も全く知らない他人だけど支えられるままにしばらく行くうちにその支えてくれてる腕に寄りかかっていつの間にか寝てしまった。
バスを降りる場所が近づいたらしく、お母さんが立ちあがってきたところ心得てそっと子供を起こし、お母さんの手にしっかり子供が捕まるまで子供を支えて見送る男性。
正直見ていた私は子供のあまりの人見知りのなさに男性は知り合いなのか?と思ったくらいだったけど、どうもそういうわけではなく、本当にただ居合わせた乗客だったみたい。
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こういうのってスリランカでは時々見かける。
大学生くらいの男の子が小さな子供を膝の上に乗せてあげるのを見たこともある。
もちろんスリランカにだっていろいろな人がいて子供が好きでない人はそこまではしないと思う。
でもそうやって居合わせた子供を支える知らない乗客。
任せる親。
バスはスリランカでも一般の人たちが一番よく使う交通機関。
毎日バスを使う人たちはその中で助け合う。
重い荷物を持っている人が近くに立っていたら荷物を預かってあげる、体調が悪くなった人がいれば席を代わってあげる、
それは日本のように「周りの人に思いやりを」と何度も教えられることではなく、スリランカでは基本的に
人としてどうしなくてはいけないのかを各自で考えて行動する。
*おもいやりについてなどの道徳はもちろん学校で全く教えないわけではないです。
それについてはまた後日書きますね
それぞれがそれぞれの考えで周りの人に気を使い手助けする瞬間。
そういうのを見ると
「やっぱり人っていいよね。」[[pict:symbol7]]
と心が温かくなる。
そして
「私も周りの人たちに思いやりを持って接したい。」[[pict:heart]]
そう感じる。
たぶん、私がスリランカを好きな理由はこういう瞬間をたびたび見かけるから、
なんじゃないかな〜?

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