アーユルヴェーダのお医者さん

今日は満月の日。
テレビをつけたらアーユルヴェーダについての番組をやっていた。
以前にもこのブログで取り上げたことがあったけど、スリランカでアーユルヴェーダというのはこの国に古くからある医学のこと。
日本ではマッサージの意味合いが強いけど、スリランカの人たちにとってのアーユルヴェーダは治療の意味合いが強い。
そんな村の腕利きのお医者さんを取り上げて紹介する番組「ジーワカ アラナ」
SIRASA TV
『Jeewaka Arana』

こういうのを見ていると日本で知られているアーユルヴェーダとの違いが本当によくわかる。
地元の医者というのがどういうもので、どのように患者が利用しているのか、治療を受けているのかを見ることができる。
外国人の行くアーユルヴェーダ施設との大きな違いはスリランカの地元のアーユルヴェーダの病院には基本的にお金を取る場所がない。
治療を受けた患者はその自分の感謝の気持ちを箱に入れて帰っていく。
お医者さんからいくらということは言われない。
そして、お昼になると食事を出してくれるお医者さんもいる。
今日インタビューを受けていたお医者さんは、患者さんたちがおなかを空かせて治療を待っているのがかわいそうだから食事を出すことはできないか。そう考えてお昼には御飯を炊き、患者さんたちに食べてもらうことにしたという。
これを見て、いいな〜!そんな治療!と思うかもしれないけど、こういった治療は明け方前に行き、100番を超す順番をずっと待ち、治療を受けることができるのはお昼になってしまったりすることもある。
とにかくここにあるのは医者として苦しい思いをしている人たちを助けてあげることが自分にできること。
そう考えて治療をし、患者はそれに対しての感謝をお金として置いていく。
そこには人々の心があり、お金儲けの治療ではないことが見て取れる。
この番組内でも見ることができるけどマッサージをしている人も看護婦さんではなく、患者が他の患者をマッサージしている様子もある。
そして一度見せたら次に来るのは来週、2週間後、そういった長期的に時々見せにくる状態。
見せに来るまでの間はお医者さんに書いてもらった草や葉を家で言われたようにすり潰したり、茹でたり、要するに薬は自分で作って自分で病気がよくなるように努力していく必要がある。
言葉はわからないかもしれませんがスリランカの医学として、もしくは文化としてアーユルヴェーダに興味がある方は見てみると面白いかもしれませんよ!

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